石原東京都知事が、あまりの民主党の酷さにしびれを切らして、新党を立ち上げる構想を発表しました。
「たちあがれ日本」の平沼赳夫代表らとともに結成を目指す新党の綱領の骨子は、
(1)わが国の国柄を守る
(2)「小さな政府」と「中福祉」を目指す
(3)デフレを克服する
(4)長期的に貿易立国を目指す
などだそうです。
また、「大阪維新の会」を率いる橋下徹大阪市長との連携については、「橋下氏に非常に共感することがいくつかある。地方から中央集権をぶっ壊していく絆だ。橋下氏は大阪市という伏魔殿をぶっ壊すために頑張っているのだから手を組むのは妥当だ」と述べましたが、さて橋下氏も同じ考えなのでしょうか?
ともかく何でも良いから「増税」にだけはストップを掛けてもらいたいものです。このデフレ期の増税なんかやったら、税収は減るは、企業は逃げるか倒産するか、国民の失業率は上がるわ、その失業手当で国庫負担が増え、また財政が悪化するという、いわばデフレスパイラルに陥ってしまいます。
そんなことはどうでもいい、省益だけの財務省に騙されてはいけません。
野田政権は「不退転の決意」でこの愚策を行おうとしています。自民党の谷垣総裁はいろいろ言ってはおりますが、最終的には乗ってしまう可能性もある・・・かも知れません。何しろ財務省の出ですから。
今のところ、ねじれていますから、衆議院で可決しても参議院で秘訣されます。自民党さえしっかりしていればね。
国会は3月が山場。新党結成はこの3月に合わせて行われるようです。
この新党には自民党議員はあまり乗れないのではないでしょうか? 自民党内部では解散に向けて谷垣総裁では選挙が出来ないという話が出てきています。で、今のところ「石破茂議員」か「安倍晋三元首相」の返り咲きが期待されています。そんなわけで、自民党議員は新党へはあまり乗れないと思います。
民主党からは、次の選挙で落選しそうな議員は乗る可能性が大きいのではないでしょうか?
しかし、有象無象が集まってしまったら、石原新党はめちゃくちゃになってしまいます。そこでこの綱領をしっかりさせて、民主党議員の中でも、しっかりとした保守の考え方が根付いている人だけを取り込む方針のようですね。
そこで落ちこぼれた民主党議員には、小沢一郎議員が救いの手を差し出すのではないでしょうか?
4月に判決が出る小沢議員。無罪になれば野田政権と対決せざるを得ません。民主党に戻って派閥攻勢で野田政権を揺さぶるか、あるいは新党を作って解散に追い込むかのどちらかでしょう。
小沢議員も、増税には反対です。
民主党は、もし解散したら次の選挙では180議席くらいしかとれないということで、自民党も210議席くらいしか取れないという下馬評が出ています。
衆議院の議席総数は480議席。あとの90議席はどこが取るのか、既成政党の共産、公明、みんな、社民と石原新党(母体はたちあがれ日本)が票をどのように獲得するか・・・
自民党を嫌った国民が選んでしまった民主党。しかし、沖縄で日米同盟を破壊し、大震災では原発を止め復興を遅らせ(今も何もしていません)、挙句の果てに財務省の増税を鵜呑みにして国民のことなどどうでもいい政党に成り下がりました。日本のためになることは何一つやろうとせず、古臭いサヨク・イデオロギーの実現だけが目的のような政党、民主党。
あと1年半頑張ると、日教組議員の幹事長が述べていますが、はたして日本政治の行方は・・・
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