2012年1月5日木曜日

年明けのバトル、尖閣諸島!


1月2日、香港や台湾などの団体でつくる「世界華人保釣連盟」の漁船が香港から出航しました。
世界華人保釣連盟とは、昨年の1月2日に設立された連盟で、尖閣諸島を実効支配する日本に団結して圧力をかけることが目的の団体。

これを感知したのか、1月2日午後10時40分ごろ石垣市の仲間均市議ら3人が石垣港から尖閣諸島を目指して漁船で出航しました。

華人保釣連盟と石垣市の仲間均市議ら3人が、尖閣諸島で出会えば、暴力沙汰になることは間違いなく、日本政府と中共政府は、尖閣諸島をめぐって領有権のはっきりとした決着を着ける事を余儀なくされます。
両方ともに国民に対して後に引くことは出来ないでしょう。
そうすれば軍事力で対抗するしか方法はない事は、世界の常識です。
両政府が話し合いを棚上げして、ずる賢く振舞った結果ですから戦闘に発展してしまっても仕方ないでしょう。

しかし今回はそうはなりませんでした。
華人保釣連盟の船は、「出航30分後に(香港の)海事当局の船から、出漁目的外の航海は認められないと警告を受けた」として帰途についたからです。
大人の判断なのか、あるいはまだ中共側も戦争準備が整っていないからなのか?

日本側の仲間均市議ら3名の方は、1月3日午前9時半ごろに尖閣諸島の魚釣島に上陸し、島内を調査し、さらに9時50分頃に仲嶺忠師市議も上陸を慣行、先覚諸島の実行支配を示したとのことです。

これに対して中共外務省は、ただちに談話を発表、「中共政府は既に日本側に厳正な申し入れと抗議を行った」ということです。

仲間均市議らは、海上保安庁職員が安全確認のため漁船に立ち入り検査した時、「上陸はしない。釣りをする」と話したとか。
しかし、その後ゴムボートに乗り換えて島の南西端から上陸したとのことです。

4日になって、中共の日本大使館前で、反日団体のメンバーとみられる男性がこの上陸に対して抗議文を読み上げたそうですが、すぐに警官らに連行され、持っていた横断幕も没収されたとのこと。
抗議文は「野蛮な行為が我が国(中共のこと)領土の主権を侵害した」となっていたとか。

野田首相は、中共との関係改善に躍起となっているようです。そのために中共の国債を引き受けることを約束したりしております。
しかし、両国民ともがこのようなことで相互理解することはないでしょう。
尖閣諸島が日本の領土であることは現日本政府の見解のはず。しかし中共もその領有権を主張しているのですから、はやく決着を着けないと国民同士が武力衝突するという環境が整いつつあるようですからね。

今度、香港の華人保釣連盟が上陸を目指して出航すれば、おそらく海事当局は止めないのではないでしょうか?
そうなれば日本側も漁船を仕立てて上陸を目指すでしょう。
同じ手口で海上保安庁を騙すことは出来ないでしょうが、また新手の方法を使えば上陸できるでしょう。

華人保釣連盟も上陸すれば、間違いなく国民同士のバトルになります。
そしてそれは、中共の海軍が乗り出してくる「きっかけ」を与えることになるでしょう。中共海軍が乗り出してきた場合、日本政府はどう対処するのでしょうか?

1.海上自衛隊を出動させて、中共の軍艦と対決する。
2.何もせず、命令に逆らって上陸した国民が悪いとして見殺しにする。

現政権であれば、おそらく「2」を選択するでしょう。しかしそうなれば今度は日本国民の怒りが爆発することは避けようもありません。(尖閣諸島はこれで明確に中共領土となってしまいます)

日中の平和を確立するとは、野田政権のやっているような「国債の購入」などで媚を売って出来るものではないのです。
それは、自分が日本国民の代表であることを忘れた外交(小手先の外交)だからです。
唯一の方法は、棚上げにしている困難な外交問題を国益に沿って解決すること、それだけしかないのです。もちろん、背景に強力な軍事力があって、はじめて出来ることなのですけどね。

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