はやぶさ2がカプセルを地球に戻し、さらなる小惑星に向かいました。ここで注視すべきは、このはやぶさ2に使われているイオン・エンジンの燃料の持続性です。
また。カプセルは計画通りに切り離され、計画通りにオーストラリア南部の砂漠に着陸しました。ここで注視すべきは衛星の制御能力です。
地球から直線距離で約3億キロメータ離れた人工衛星(宇宙船)を地球からコントロールする技術がほぼ確立されたと見て良いでしょう。(飛行距離とは違います)
電波が片道15分ほどかかる距離ですから、その遠距離での遠隔操作はドローンなどの操作とは違う感覚だと思います。
こういった技術の積み重ねは、将来の安全保障技術とつながるはずです。
日本は準天頂衛星を打ち上げています。静止衛星は赤道上にしか静止させることが出来ません。そこで日本上空に6基の準天頂衛星を打ち上げて、リレー形式で静止衛星の役割を行うというやり方が考案されました。
1基の衛星は日本上空で8の字を描くように動きます。静止衛星で許されるブレまでを各1基が担当し、次の衛星にリレーしていくわけです。
この衛星システムは日本におけるGPSの精度を上げることが目的とのことですが、北朝鮮と中共の一部を監視してもいるはずです。
このように日本の人工衛星のコントロールシステムはかなり高い技術レベルにあるようです。それが今回のはやぶさ2でさらに良くなってきたと言うわけです。
カプセルの内部に入っているリュウグウの岩石の欠片は、宇宙研究者にとっては重要な資料でしょうが、我々一般国民にとってはあまり重要なことではありません。
しかし、この衛星コントロール技術は安全保障に関しては我々にとって重要な意味を持ちます。
アメリカではレーザー兵器の開発が進んでいます。日本では電子ビームの開発が進んでいるようです。これらの兵器を衛星に搭載し、高速で飛来するミサイルを撃ち落とすことが出来るようになるかも知れません。
衛星高度ならば雲がありませんから、太陽光による発電で十分なエネルギーを発生させることが出来るようです。
俗に宇宙戦争とか宇宙軍などと言われますが、現実的には衛星のコントロール技術の戦いだと思います。
地上からの指令か、もしくはステルス戦闘機からの指令で即応する衛星のコントロールは、さまざまな作戦を成功させるでしょう。
宇宙とはどこか、それは地球重力圏から脱したところです。衛星軌道は一応地球重力圏外になります。
つまり小惑星帯での衛星コントロールも地上上空の衛星コントロールも同じで、ただ距離による電波到達時間が違うだけです。
ある意味においてこの距離の違いがコントロールの難易度に繋がります。そのシミュレーションが今回のはやぶさ2にはあったのではないでしょうか。
2020年11月29日にH2・43号で「光データ中継衛星」を打ち上げています。
この衛星は、光通信、即ちレーザー光によって衛星間での情報の中継を行うものです。注意すべきは何故このような中継が必要なのかという点です。
平和利用の観測衛星であれば、その衛星からの電波を地上局は受け取れば良いだけです。しかし軍事目的の衛星では、その衛星から電波を直接発信させることは、その衛星の位置を敵側に察知される危険性があります。
敵国である中共は、すでに衛星攻撃の出来る技術を持っており、軍事監視衛星が直接電波を出せば直ちにその位置情報が敵側に把握されます。
しかし光による通信で中継衛星を介して地上局にデータを送れば、敵は中継衛星の場所しか把握することが出来ません。
敵が衛星攻撃しても、攻撃されるのは中継衛星であり軍事監視衛星ではないことになります。そして中継衛星は、電波を発信した後地上からの指令で位置を変更することも可能でしょうし、指令が無くても自動的に位置変更をすることも出来るように設計されているかも知れません。
そしてはやぶさ2の寿命が長く、次の小惑星ミッションに向かったことは、日本の衛星に使われるイオン・エンジンの性能を示し、衛星寿命の長さを示しています。
即ち、軍事偵察衛星にせよ中継衛星にせよ。同エンジンを搭載していれば長寿命です。常に位置を変え、長期にわたって敵国内を監視する衛星があり、しかも電波を発信しなければ位置を悟られることなく、情報は常に中継衛星を介して地上に送られ続けることになります。
発表はされませんが、中共国内のミサイルサイトの監視体制が作られ始めているのではないでしょうか。もちろんアメリカとの共同作業でしょうけど。
衛星による監視は広範囲であり、移動式のミサイルであっても監視することは可能でしょう。また長距離ミサイルは液体燃料を使いますから、発射するまでには時間がかかります。その間に発見しピンポイント攻撃することは可能でしょう。
日本の防衛技術はこのようにして開発が進んでいるのだと思います。
第二次大戦のイメージでしか戦争を認識できない妄想平和主義の日本国民です。しかし高度技術による近代戦への準備は、着々と進んでいるようです。
英国が「日本もファイブアイズに入れ」という意味は、このような点から発言されているのかも知れませんね。(協力はしても、入る必要はないと思いますが)
地球から直線距離で約3億キロメータ離れた人工衛星(宇宙船)を地球からコントロールする技術がほぼ確立されたと見て良いでしょう。(飛行距離とは違います)
電波が片道15分ほどかかる距離ですから、その遠距離での遠隔操作はドローンなどの操作とは違う感覚だと思います。
こういった技術の積み重ねは、将来の安全保障技術とつながるはずです。
日本は準天頂衛星を打ち上げています。静止衛星は赤道上にしか静止させることが出来ません。そこで日本上空に6基の準天頂衛星を打ち上げて、リレー形式で静止衛星の役割を行うというやり方が考案されました。
1基の衛星は日本上空で8の字を描くように動きます。静止衛星で許されるブレまでを各1基が担当し、次の衛星にリレーしていくわけです。
この衛星システムは日本におけるGPSの精度を上げることが目的とのことですが、北朝鮮と中共の一部を監視してもいるはずです。
このように日本の人工衛星のコントロールシステムはかなり高い技術レベルにあるようです。それが今回のはやぶさ2でさらに良くなってきたと言うわけです。
カプセルの内部に入っているリュウグウの岩石の欠片は、宇宙研究者にとっては重要な資料でしょうが、我々一般国民にとってはあまり重要なことではありません。
しかし、この衛星コントロール技術は安全保障に関しては我々にとって重要な意味を持ちます。
アメリカではレーザー兵器の開発が進んでいます。日本では電子ビームの開発が進んでいるようです。これらの兵器を衛星に搭載し、高速で飛来するミサイルを撃ち落とすことが出来るようになるかも知れません。
衛星高度ならば雲がありませんから、太陽光による発電で十分なエネルギーを発生させることが出来るようです。
俗に宇宙戦争とか宇宙軍などと言われますが、現実的には衛星のコントロール技術の戦いだと思います。
地上からの指令か、もしくはステルス戦闘機からの指令で即応する衛星のコントロールは、さまざまな作戦を成功させるでしょう。
宇宙とはどこか、それは地球重力圏から脱したところです。衛星軌道は一応地球重力圏外になります。
つまり小惑星帯での衛星コントロールも地上上空の衛星コントロールも同じで、ただ距離による電波到達時間が違うだけです。
ある意味においてこの距離の違いがコントロールの難易度に繋がります。そのシミュレーションが今回のはやぶさ2にはあったのではないでしょうか。
2020年11月29日にH2・43号で「光データ中継衛星」を打ち上げています。
この衛星は、光通信、即ちレーザー光によって衛星間での情報の中継を行うものです。注意すべきは何故このような中継が必要なのかという点です。
平和利用の観測衛星であれば、その衛星からの電波を地上局は受け取れば良いだけです。しかし軍事目的の衛星では、その衛星から電波を直接発信させることは、その衛星の位置を敵側に察知される危険性があります。
敵国である中共は、すでに衛星攻撃の出来る技術を持っており、軍事監視衛星が直接電波を出せば直ちにその位置情報が敵側に把握されます。
しかし光による通信で中継衛星を介して地上局にデータを送れば、敵は中継衛星の場所しか把握することが出来ません。
敵が衛星攻撃しても、攻撃されるのは中継衛星であり軍事監視衛星ではないことになります。そして中継衛星は、電波を発信した後地上からの指令で位置を変更することも可能でしょうし、指令が無くても自動的に位置変更をすることも出来るように設計されているかも知れません。
そしてはやぶさ2の寿命が長く、次の小惑星ミッションに向かったことは、日本の衛星に使われるイオン・エンジンの性能を示し、衛星寿命の長さを示しています。
即ち、軍事偵察衛星にせよ中継衛星にせよ。同エンジンを搭載していれば長寿命です。常に位置を変え、長期にわたって敵国内を監視する衛星があり、しかも電波を発信しなければ位置を悟られることなく、情報は常に中継衛星を介して地上に送られ続けることになります。
発表はされませんが、中共国内のミサイルサイトの監視体制が作られ始めているのではないでしょうか。もちろんアメリカとの共同作業でしょうけど。
衛星による監視は広範囲であり、移動式のミサイルであっても監視することは可能でしょう。また長距離ミサイルは液体燃料を使いますから、発射するまでには時間がかかります。その間に発見しピンポイント攻撃することは可能でしょう。
日本の防衛技術はこのようにして開発が進んでいるのだと思います。
第二次大戦のイメージでしか戦争を認識できない妄想平和主義の日本国民です。しかし高度技術による近代戦への準備は、着々と進んでいるようです。
英国が「日本もファイブアイズに入れ」という意味は、このような点から発言されているのかも知れませんね。(協力はしても、入る必要はないと思いますが)
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