2017年11月17日金曜日

中共訪問団、過去最大の250名・・

日本の経団連250人が11月20日から中共を訪問し、習主席を始め要人に会うのだそうです。これまで、日本の財界に冷たかった中共ですが、もうどうにもならなくなって日本の財界を受け入れたようですが、中共経済の危機を隠すために使われているだけではないでしょうか。

評論家の石平氏は、今回のアメリカ大統領の訪中で何故故宮での京劇鑑賞と晩餐会を行ったのか・・について次のように語っております・
「故宮はもともと明朝と清朝の皇宮であり、2つの王朝の歴代皇帝の住まいでもある。1912年に中華民国が成立した後、退位した清朝の皇帝がしばらくそこに住んでいたが、1925年に「故宮博物院」として一般公開となった。中華人民共和国成立後、故宮は引き続き博物院として維持されたが、共産党政権の指導者たちは故宮に対しては「敬遠」の姿勢を取っていた。毛沢東が主席になって北京に住んでから故宮の中に足を運んだことは一度もない。毛沢東から胡錦濤までの歴代指導者は外交儀礼を含めた公式行事の場として故宮を使ったこともない。」

つまり「故宮」は共産党にとって「悪しき封建皇帝」の住まいに接することはむしろタブーであったと言うことです。
そして石平氏はこう続けました。「習氏は、まさにこのタブーを破って「古き悪しき封建権力」の象徴である故宮を使って外国元首を歓待した。特別な厚遇なら釣魚台や党と政府の最高指導部が置かれる中南海を使うことができる。またトランプ大統領との親密ぶりをアピールしたいなら、大統領夫妻を習氏の自宅に招く事も出来たはずだ。」

そして、故宮を使った理由について、「故宮の中の晩餐(ばんさん)会は『習近平皇帝』を際立たせるための演出であろう。近代以前、中華帝国の皇帝は実在していた『華夷(かい)秩序』の頂点に立つ存在であり、『天下』と呼ばれるこの世界の唯一の主人だとされていた。習主席が高らかに掲げている『中華民族の偉大なる復興』とはまさにこのことで、習氏はまさに、往時の華夷秩序の頂点に立った中華帝国皇帝になりすましたことによって、西洋列強が作った世界秩序の今の象徴であるアメリカの大統領に向かって、『本来あるべき秩序の頂点はここだ。われわれはそれを取り戻すぞ』と堂々と宣言したのである。」と述べております。

まさに、党大会後の習主席が「皇帝」になったような錯覚に捕らわれているような気も致します。
トランプ大統領がそれに気が付いたかどうかは判りませんが、それに必死で警鐘を鳴らしているのが、トランプ大統領の盟友であるスティーブン・バノン氏です。

バノン氏は大統領の後に来日し、11月15日に東京で講演し、「トランプ大統領は世界で最も賢い交渉人の一人だ」として、今回のアジア歴訪のトランプ氏の言動を絶賛。各国指導者と「強い人間関係を築いた」と強調したうえで、「中共は人民元を米ドルに変わる基軸通貨にしようとしている」と指摘しました。
そして習政権は金融面で覇権を広げることが目的だと分析し、「(そうなれば)自由民主主義や自由経済などが敗北する」と警告、アメリカは今後「中共の台頭にどう対応するか」が重要な課題になる」と指摘しました。

スティーブン・バノン氏は今年8月までトランプ政権の首席戦略官兼上級顧問をしていましたが、突然辞任しました。大統領と不仲になったとの憶測が流れましたが、実はほわ音ハウスから出て、トランプ大統領のバックアップをするという密命を帯びていたようです。

バノン氏は地方の小さな選挙で共和党トランプ派を応援して当選させたり、習主席の腹心である王岐山氏との「秘密会談」を英メディアにすっぱ抜かれたりして、トランプ氏の密使としての行動がばれてしまった人物です。

中共と手を組み、再びアメリカをコントロールしたい一派とトランプ政権の戦いでは、マスメディアを使ってトランプ政権が今にも崩壊すると言わんばかりの嘘報道によってなされています。その筋書は「共和党内の反トランプ陣営が反乱を起こし、政権内でも分裂が進み、『ロシアゲート』問題で大統領自身が弾劾に追い込まれる」というシナリオがあるそうです。
アメリカから流れてくる情報はこのシナリオに従ったもので、日本のマスコミはただコピーして伝えるだけですから注意が必要ですね。

現実にはロシアや中共とのお金の関係は、むしろクリントン氏の方が厳しく、だからこそ民主党支持者はバーニー・サンダース氏の方を支持する率が高い訳です。
このようなことはアメリカのマスコミは伝えず、従ってその記事をコピーで伝えている日本のマスコミ情報からも見えてきません。

唯一このような情報が伝えられているのはインターネットからの情報であることは皆さまご存知の通りですね。

ですから、来日したスティーブン・バノン氏の話などに耳を傾ける日本の財界人はいないようです。
また、経団連とはある意味で敗戦後の既得権によってのし上がった企業の、しかもサラリーマンから代表者になった人も多いのでしょう。
付和雷同で華夷秩序を復興しつつある中共に250人も首を連ねて訪問するわけです。

「皇帝陛下」によって指揮される悪い軍団に立ち向かうのが、正義の「宇宙戦艦ヤマト」の最新版だったと記憶します。
現在、正義が失われた日本に警鐘を鳴らす「石平氏」と「スティーブン・バノン氏」。

日本国民が目覚めるのはまだなのでしょうか・・・

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