フィリピンのドゥテルテ大統領が、25日にプーチン・ロシア大統領と会談するそうです。そしてその会談に先立ちドゥテルテ大統領は「信頼できるのはロシアと中共だけ」と発言しました。
そしてロシア・中共との「軍事同盟」も辞さないかのような発言をして、アメリカには激しい批判を展開したようです。
ドゥテルテ大統領は、「われわれは地政学的バランスを維持するために米国から武器を購入してきた。しかし米国は“人権”など、自分たちの求めるものをわれわれに押しつけてきた」と怒りを示し、「アメリカからはもう武器を購入しないことにした」と述べたそうです。
そして「われわれはロシアと同様に、武装した反乱集団と戦っている」として、ロシアから偵察用機器や小型武器、ヘリコプターなどを購入する考えを表明しました。
アメリカに対する怒りは、「(アメリカは)我々に援助を示しながら、命令を下す」として、このような命令は止めるべきだと述べております。
その一方で、トランプ大統領に対しては「ときおり私の行動を肯定的に評価している。意見が一致している」などと述べ、トランプ大統領が議会により権限が制限されているためにさまざまな困難に直面していることは理解しているとも語ったようです。
フィリピンの南シナ海海域で、フィリピンが独自で石油採掘を強行すれば戦争になる・・と習近平主席から恫喝されたドゥテルテ大統領ですが、それでもアメリカを牽制することの方を優先させた感じがします。
信頼できるのは「ロシアと中共」と断じる当たり、かなり反米に傾いたような雰囲気を出していますが、ロシアと中共が基本的には融合しえない国家であることを熟知した上での発言ではないでしょうか。
確かに現在はプーチン大統領にしても「中共との連携」を模索しているように見え、その経済支援に頼ろうとしております。
しかし先の北京での一帯一路サミットのあと、中共のやり方に対して不満をぶつけたプーチン大統領なのであります。
アメリカを支配する大統領以上の存在、裏側で操るグループ・・このブログでは「国際金融資本」などと表現しておりますが・・ドゥテルテ大統領が言いたいのはこのグループの牛耳るアメリカへの反発なのでしょう。
彼らは「人権」とか「地球温暖化」「人種(男女)平等」など国際的に大義となりそうな言葉(本当は大義などにはならない言葉ですが)を上手に使って命令を発信してきます。
その手段は「政府要人の発言」「マスコミを使った洗脳」「映画や演劇などによる『愛』の美化」などで、いかにも「人類共通の価値観」のように刷り込んできます。
ドゥテルテ大統領が「“人権”などを押し付けてくる」と怒ったのも、このグループのやり口を非難しているわけで「人権」が彼らのコントロールワードになっていることを示しています。
トランプ大統領へ理解を示したのも、トランプ氏が戦っている相手がそのグループだからだと思います。
ロシアのプーチン大統領はこのグループに正面から抵抗してきました。ロシア国民の性質と、このグループの特徴を熟知した元KGBのプーチン大統領だからこそ抵抗できたのでしょう。しかし、金融の面から締め上げられ苦境に立たされています。
中共はうまくこのグループを騙しました。いかにも自由化しそうに振る舞い、金だけ融資させて製造業が軌道に乗り、彼らの貿易利潤が出始めるとそれを法改正で横取りしていきました。しかし、AIIBやら一帯一路の構想まで来ると、もう彼らも騙されないでしょう。今後はどうなって行くか判りません。ドゥテルテ大統領はロシアと中共を組み合わせることでヘッジを掛けたのではないでしょうか。
トランプ大統領も苦境に立たされています。選挙中に「ロシアと裏で取引した」と言うような疑念が掛けられ、それを調査していたFBI長官コミー氏を解任したところが彼らの思うつぼだったようです。
しかしなぜロシアが米大統領選に介入する必要があったのか、そんなことをしなくてもトランプ氏が大統領に選ばれたのではないでしょうか。
現在、コミー氏が下院監視・政府改革委員会の公聴会で証言する前に、特別検察官に任命されたモラー元連邦捜査局(FBI)長官と話したいとの意向を伝えてきたために公聴会が先延ばしにされております。いつ開かれるかはまだ決まっていないようです。
いったい公聴会の前に特別検察官と何を話したいのでしょうか・・・
アメリカを裏側で操る存在、それが「国際金融資本」と言うのは少しずれているかも知れません。しかし、そういうダークサイドとの戦いが始まっています。
「愛国心」は「愛」とは違います。ラブではなく「パトリオティズム」です。日本語では「義」に当たる言葉に近いのではないでしょうか。
その「義」の上に「人類愛」などという大義にならない大義を置いて国家のまとまりを破壊しようとする彼らの試みが、世界を混乱に巻き込みます。
そこをドゥテルテ大統領は見事に表明したように思います。
ドゥテルテ大統領は、「われわれは地政学的バランスを維持するために米国から武器を購入してきた。しかし米国は“人権”など、自分たちの求めるものをわれわれに押しつけてきた」と怒りを示し、「アメリカからはもう武器を購入しないことにした」と述べたそうです。
そして「われわれはロシアと同様に、武装した反乱集団と戦っている」として、ロシアから偵察用機器や小型武器、ヘリコプターなどを購入する考えを表明しました。
アメリカに対する怒りは、「(アメリカは)我々に援助を示しながら、命令を下す」として、このような命令は止めるべきだと述べております。
その一方で、トランプ大統領に対しては「ときおり私の行動を肯定的に評価している。意見が一致している」などと述べ、トランプ大統領が議会により権限が制限されているためにさまざまな困難に直面していることは理解しているとも語ったようです。
フィリピンの南シナ海海域で、フィリピンが独自で石油採掘を強行すれば戦争になる・・と習近平主席から恫喝されたドゥテルテ大統領ですが、それでもアメリカを牽制することの方を優先させた感じがします。
信頼できるのは「ロシアと中共」と断じる当たり、かなり反米に傾いたような雰囲気を出していますが、ロシアと中共が基本的には融合しえない国家であることを熟知した上での発言ではないでしょうか。
確かに現在はプーチン大統領にしても「中共との連携」を模索しているように見え、その経済支援に頼ろうとしております。
しかし先の北京での一帯一路サミットのあと、中共のやり方に対して不満をぶつけたプーチン大統領なのであります。
アメリカを支配する大統領以上の存在、裏側で操るグループ・・このブログでは「国際金融資本」などと表現しておりますが・・ドゥテルテ大統領が言いたいのはこのグループの牛耳るアメリカへの反発なのでしょう。
彼らは「人権」とか「地球温暖化」「人種(男女)平等」など国際的に大義となりそうな言葉(本当は大義などにはならない言葉ですが)を上手に使って命令を発信してきます。
その手段は「政府要人の発言」「マスコミを使った洗脳」「映画や演劇などによる『愛』の美化」などで、いかにも「人類共通の価値観」のように刷り込んできます。
ドゥテルテ大統領が「“人権”などを押し付けてくる」と怒ったのも、このグループのやり口を非難しているわけで「人権」が彼らのコントロールワードになっていることを示しています。
トランプ大統領へ理解を示したのも、トランプ氏が戦っている相手がそのグループだからだと思います。
ロシアのプーチン大統領はこのグループに正面から抵抗してきました。ロシア国民の性質と、このグループの特徴を熟知した元KGBのプーチン大統領だからこそ抵抗できたのでしょう。しかし、金融の面から締め上げられ苦境に立たされています。
中共はうまくこのグループを騙しました。いかにも自由化しそうに振る舞い、金だけ融資させて製造業が軌道に乗り、彼らの貿易利潤が出始めるとそれを法改正で横取りしていきました。しかし、AIIBやら一帯一路の構想まで来ると、もう彼らも騙されないでしょう。今後はどうなって行くか判りません。ドゥテルテ大統領はロシアと中共を組み合わせることでヘッジを掛けたのではないでしょうか。
トランプ大統領も苦境に立たされています。選挙中に「ロシアと裏で取引した」と言うような疑念が掛けられ、それを調査していたFBI長官コミー氏を解任したところが彼らの思うつぼだったようです。
しかしなぜロシアが米大統領選に介入する必要があったのか、そんなことをしなくてもトランプ氏が大統領に選ばれたのではないでしょうか。
現在、コミー氏が下院監視・政府改革委員会の公聴会で証言する前に、特別検察官に任命されたモラー元連邦捜査局(FBI)長官と話したいとの意向を伝えてきたために公聴会が先延ばしにされております。いつ開かれるかはまだ決まっていないようです。
いったい公聴会の前に特別検察官と何を話したいのでしょうか・・・
アメリカを裏側で操る存在、それが「国際金融資本」と言うのは少しずれているかも知れません。しかし、そういうダークサイドとの戦いが始まっています。
「愛国心」は「愛」とは違います。ラブではなく「パトリオティズム」です。日本語では「義」に当たる言葉に近いのではないでしょうか。
その「義」の上に「人類愛」などという大義にならない大義を置いて国家のまとまりを破壊しようとする彼らの試みが、世界を混乱に巻き込みます。
そこをドゥテルテ大統領は見事に表明したように思います。
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