2011年4月26日火曜日

統一地方選挙後半戦、民主惨敗・・変わらず

菅政権の災害対策が国民に受け入れられているかどうかを問う統一地方選挙、そうなってしまった感がある選挙でした。
すでに4月10日の首長選挙で菅政権の惨敗は見えていたとは言え、やってみなければ判らないのが選挙。しかし結果は思った通りのものでした。

3月11日の起きた未曾有の大震災。この不幸な出来事は、ある意味で低迷している民主党を立て直す絶好のチャンスでした。
国会審議中、菅首相の外国人から献金を受け取っていた問題が追求され、こんなことでもめている時、あの震災が発生したとか。
直ちに国会は休会。首相は官邸に戻り被害の把握から始めたはずです。そしてその後の対策がまずかったこと、それがこの選挙結果に繋がったのでしょう。

先ず、すぐに出さなければいけない「国家非常事態宣言」。それをしないで原発の被害などに走ってしまった菅首相。
首相が行うべき最初の重要なメッセージを失念しています。
被害状況の把握にどのくらいの時間がかかったのか、危機管理の甘さが随所に見られます。

村山政権の失政を繰り返さないように、すぐに自衛隊の出動を決め、米軍の援助要請も出したようですが、被害状況の把握の仕方に問題がありました。
状況が判らなければ最悪の事態を想定した対策を始めるべきところを、どうも軽く見てしまったようです。
それが自衛隊の出動を3万人規模として、翌日に5万人に膨らませ、3日目に10万人規模と膨らませることになったのでは。こうすると軍の作戦はその都度やり直しになってしまい、指揮系統が混乱するはず。菅直人最高司令官の失態と言っていいでしょう。
シビリアンコントロールなどと言うのであれば、軍事のことをもっと勉強して欲しいものです。
それが出来ないのなら、やはりミリタリーはミリタリーがコントロールすべきです。
売国政治家や市民活動家、サヨク・マスコミなどに騙されないように注意しましょう。最終責任を取るのは常に国民なのですからね。

次に原子力発電の問題。津波の被害でフェールセーフが機能不全となり温度の上昇から水素爆発という被害を出してしまいました。
震災直後から、必死の対策取っていた福島第一原発。しかし連絡が取れなかったのかどうか、有効な対策が取れないままの水素爆発。
そこに3日目に乗り込んだ菅首相。職員を励ますどころか3時間に渡って罵倒したとか。

非常事態宣言が出されないので、法律の適用がうまく行きません。被災地は瓦礫の中に多くの破壊された自動車が行く手をふさぎます。その車をどけることが出来ません。平常時の法律が生きていて持ち主の同意なくして勝手に動かすことが出来ないからです。
もっとも、どうにもならないので事後謝罪ということで道路確保のために移動させるわけですが、人命救助とか被災者救援を行うために法律違反を犯さなければならないのは、ひとえに「非常事態宣言」を首相がサボってしまったからでしょう。
法律をないがしろにする我が国の行政トップ。法の抜け道ばかり探して売国法案を通そうとすることには長けていますが、国家非常時には何も出来ないサヨク民主党の姿が白日の下に晒されたわけですね。

以上の結果が今回の選挙結果と見てよいのではないでしょうか。
国政の場では菅政権に退陣要求が出始めているようですが、そのあとに座る人材はどうやら小沢一郎元幹事長しかいないのでは?
しかし小沢氏に対するアメリカの反発は大きいでしょう。そして野党・自民党はいまだ影の薄い存在になっています。

当分の間、我が国は無政府状態がさらに続くと思った方がいいようですね。サヨクの売国奴は陰に隠れながら、売国法案を着々と発布しているようです。
このことにも十分注意しなければなりませんね。

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