崩れ始めた不動産バブルとか、賃上げが起きれば外資は出て行く、などの危機感を感じてもいる中共の経済ですが、そんな噂を尻目にますます強くなっているように見えます。
最近ではその中共のやり方をみて、他の主要貿易国も追随してくるようになったとか。
こんど新札(500元札【6400円相等】)を発行する中共。その肖像は毛沢東ではなく「孔子」だとか。国際的に残忍な独裁者のイメージがつきまとう毛沢東より世界的に尊敬されている聖人君子を使う意味は、国際決済通過のドルに変わって人民元を決済通貨にしようという戦略。
その手始めとしてアジア決済をドルから人民元に変えようというもの。
アメリカに追従し大失敗だった「円」。そしてアメリカ・ドルのやり方からユダヤ金融の行動までじっくりと勉強している中共の経済学者たち。
ドルがリーマンショックで大ダメージを受けたのをチャンスとして、見事な通貨政策をやってのけました。
先ず人民元をドルにくぎ付けにし、市場介入によって強制的に固定してきたこと。当然アメリカが反発し切り上げを要求してきます。そこを適当にあしらいながら、貿易決済通貨として国際的に浸透させる政策に本腰を入れ、ブラジル、韓国、ロシアと通貨交換協定を結んで人民元を相手国に供給したり、国有商業銀行をアジア地域に進出させ、人民元を融通してきました。
ドルに対して、超安定の状態を続けている人民元。人為的な操作とはいえ、安定した通貨は企業にとって為替変動リスクを回避できるメリットがありますから、外部からの直接投資は安定します。そして同時に輸出競争力も強くなります。
リーマンショック以降1年間ほど通貨安の政策をとったアジア各国とブラジルでしたが、人民元の安定状態を見て、人民元の水準に収斂させるような通貨政策に移行しました。
このような世界各国の必死の通貨政策に対し、我が日本銀行は無策状態。為替の市場介入もせず、金融の量的緩和にも踏み切らないで、市場のなすがままに円高放置を許してしまいました。
リーマンショックは結果的に通貨が市場から大量になくなることが問題。だから各国とも通貨を大量に発行して危機回避を計ります。しかし発行した通貨の回収が出来ないと、こんどは国際決済時に安値になってしまいます。ドルもそういう通過のひとつ。安値になれば輸出はいいけど輸入には大打撃です。このコントロールが難しいところ。
したたかな中共はそこに香港の利用を考えたようです。即ち中共の人民銀行は香港金融管理局との間で、香港の銀行が香港の証券や保険会社との人民元資金決済を自由にさせることで合意したとのこと。
これで香港の証券、保険会社は人民元資金を銀行から自由に調達できるようになるので、人民元建て金融商品の開発・販売業務が展開できます。
これで中共外に出回る人民元は香港で販売される金融商品を経由して香港の銀行口座に吸い込まれ、最終的に北京の管理下に置かれるので、人民元を外国に大量に撒いても、香港の銀行を経由して還流させる機能を持つことになります。これで海外市場で人民元の自由相場が成立しても“管理変動相場制”がそう簡単に壊れることはないということです。
この仕掛けを準備してから、中共政府は大量の人民元を発行しドルを買い上げ、人民元が上がることを防ぎ、国内需要を喚起します。(大半は土地バブルを生みましたが)
日銀の無策によって、日本企業は瀕死の重傷。そこに中共需要が発生して、かろうじて息をついていたとも言えますね。
そして中共はIMFの特別引き出し権(SDR)に人民元を組み込むように画策を始めています。これに成功すると、人民元は世界各国の支払い準備用通貨として認知されたことになるわけです。
日銀の無策で円は今83円/ドル。リーマンショックで失われ市中通貨。それは世界中の問題で、通貨の大量発行をしなければならない現状。各国とも、それをどうやって行うか必死で探求していた時、国債の日銀引受はインフレに・・などと寝ぼけたことを言っていた日銀の爺さん達。
大量の失業者と自殺者を出しながらも、その責任の重さすら感じていない日銀首脳部。
いまや我々国民は、中央銀行不要論でも編み出さなければならなくなっているようですね。中共の思惑をかわすためにも・・(電子マネーを考えれば可能ですね。自由主義なら)
こんど新札(500元札【6400円相等】)を発行する中共。その肖像は毛沢東ではなく「孔子」だとか。国際的に残忍な独裁者のイメージがつきまとう毛沢東より世界的に尊敬されている聖人君子を使う意味は、国際決済通過のドルに変わって人民元を決済通貨にしようという戦略。
その手始めとしてアジア決済をドルから人民元に変えようというもの。
アメリカに追従し大失敗だった「円」。そしてアメリカ・ドルのやり方からユダヤ金融の行動までじっくりと勉強している中共の経済学者たち。
ドルがリーマンショックで大ダメージを受けたのをチャンスとして、見事な通貨政策をやってのけました。
先ず人民元をドルにくぎ付けにし、市場介入によって強制的に固定してきたこと。当然アメリカが反発し切り上げを要求してきます。そこを適当にあしらいながら、貿易決済通貨として国際的に浸透させる政策に本腰を入れ、ブラジル、韓国、ロシアと通貨交換協定を結んで人民元を相手国に供給したり、国有商業銀行をアジア地域に進出させ、人民元を融通してきました。
ドルに対して、超安定の状態を続けている人民元。人為的な操作とはいえ、安定した通貨は企業にとって為替変動リスクを回避できるメリットがありますから、外部からの直接投資は安定します。そして同時に輸出競争力も強くなります。
リーマンショック以降1年間ほど通貨安の政策をとったアジア各国とブラジルでしたが、人民元の安定状態を見て、人民元の水準に収斂させるような通貨政策に移行しました。
このような世界各国の必死の通貨政策に対し、我が日本銀行は無策状態。為替の市場介入もせず、金融の量的緩和にも踏み切らないで、市場のなすがままに円高放置を許してしまいました。
リーマンショックは結果的に通貨が市場から大量になくなることが問題。だから各国とも通貨を大量に発行して危機回避を計ります。しかし発行した通貨の回収が出来ないと、こんどは国際決済時に安値になってしまいます。ドルもそういう通過のひとつ。安値になれば輸出はいいけど輸入には大打撃です。このコントロールが難しいところ。
したたかな中共はそこに香港の利用を考えたようです。即ち中共の人民銀行は香港金融管理局との間で、香港の銀行が香港の証券や保険会社との人民元資金決済を自由にさせることで合意したとのこと。
これで香港の証券、保険会社は人民元資金を銀行から自由に調達できるようになるので、人民元建て金融商品の開発・販売業務が展開できます。
これで中共外に出回る人民元は香港で販売される金融商品を経由して香港の銀行口座に吸い込まれ、最終的に北京の管理下に置かれるので、人民元を外国に大量に撒いても、香港の銀行を経由して還流させる機能を持つことになります。これで海外市場で人民元の自由相場が成立しても“管理変動相場制”がそう簡単に壊れることはないということです。
この仕掛けを準備してから、中共政府は大量の人民元を発行しドルを買い上げ、人民元が上がることを防ぎ、国内需要を喚起します。(大半は土地バブルを生みましたが)
日銀の無策によって、日本企業は瀕死の重傷。そこに中共需要が発生して、かろうじて息をついていたとも言えますね。
そして中共はIMFの特別引き出し権(SDR)に人民元を組み込むように画策を始めています。これに成功すると、人民元は世界各国の支払い準備用通貨として認知されたことになるわけです。
日銀の無策で円は今83円/ドル。リーマンショックで失われ市中通貨。それは世界中の問題で、通貨の大量発行をしなければならない現状。各国とも、それをどうやって行うか必死で探求していた時、国債の日銀引受はインフレに・・などと寝ぼけたことを言っていた日銀の爺さん達。
大量の失業者と自殺者を出しながらも、その責任の重さすら感じていない日銀首脳部。
いまや我々国民は、中央銀行不要論でも編み出さなければならなくなっているようですね。中共の思惑をかわすためにも・・(電子マネーを考えれば可能ですね。自由主義なら)
0 件のコメント:
コメントを投稿