2010年8月16日月曜日

ちょっと間違いを訂正した「管談話」

この8月10日、管首相は日韓併合100年に当たっての談話を発表しました。
しかし若干の言葉の違いと認識の間違いがあるようで、それを訂正してみました。以下に全文を表示いたします。
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本年は、日韓関係にとって大きな節目の年です。ちょうど100年前の8月、韓国併合条約が締結され、以後36年に及ぶ日韓併合の時代が始まりました。3・1独立運動などの抵抗運動にも示されたとおり、政治的・軍事的背景の下、当時の韓国の一部の人々は、その意に反して行われた日本統治によって、国と文化を奪われ、民族の誇りを傷付けられました。

私は、歴史に対して誠実に向き合いたいと思います。歴史の事実を直視する勇気とそれを受け止める謙虚さを持ち、自らの過ちを省みることに率直でありたいと思います。痛みを与えた側は忘れやすく、与えられた側はそれを容易に忘れることは出来ないものです。この日韓併合による統治がもたらした損害と苦痛に対し、ここに改めて反省とお詫びの気持ちを表明いたします。

このような認識の下、これからの100年を見据え、未来志向の日韓関係を構築していきます。
また、これまで行ってきたいわゆる在サハリン韓国人支援、朝鮮半島出身者の遺骨返還支援といった人道的な協力を今後とも誠実に実施していきます。さらに、日本が統治していた期間に朝鮮総督府を経由してもたらされ、日本政府が保管している朝鮮王朝儀軌等の朝鮮半島由来の貴重な図書について、韓国の人々の期待に応えて近くこれらをお渡ししたいと思います。

日本と韓国は、2000年来の活発な文化の交流や人の往来を通じ、世界に誇る素晴らしい文化と伝統を深く共有しています。さらに、今日の両国の交流は極めて重層的かつ広範多岐にわたり、両国の国民が互いに抱く親近感と友情はかつてないほど強くなっております。また、両国の経済関係や人的交流の規模は国交正常化以来飛躍的に拡大し、互いに切磋琢磨しながら、その結び付きは極めて強固なものとなっています。

日韓両国は、今この21世紀において、民主主義や自由、市場経済といった価値を共有する最も重要で緊密な隣国同士となっています。それは、2国間関係にとどまらず、将来の東アジア共同体の構築をも念頭に置いたこの地域の平和と安定、世界経済の成長と発展、そして、核軍縮や気候変動、貧困や平和構築といった地球規模の課題まで、幅広く地域と世界の平和と繁栄のために協力してリーダーシップを発揮するパートナーの関係です。

私は、この大きな歴史の節目に、日韓両国の絆がより深く、より固いものとなることを強く希求するとともに、両国間の未来をひらくために不断の努力を惜しまない決意を表明いたします。
 平成22年8月10日
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管首相は「植民地支配」という言葉を使っていますが、欧米列強の植民地支配がどのようなものであったかはご存じないようです。日韓併合はそのようなものではなかったはずです。ですから「日韓併合による統治」となるはずです。
また、「当時の韓国の人々」と全員を対象に述べていますが、日本統治に協力的だった人々もいたはずです。ですから近年になっても「当時日帝に協力した国民の財産を没収しろ」などということが行われているのではないでしょうか?
ですから、「当時の韓国の一部の人々」というのが正しいでしょう。日韓併合を求めた韓国人もとても多くいたはずですからね。

「歴史に対して誠実に向き合いたいと思う」のであれば、ぜひこのように訂正してもらいたいですね。勇気を持って。

唐突に出てきた「いわゆる在サハリン韓国人支援、朝鮮半島出身者の遺骨返還支援といった人道的な協力」とは何のことでしょうか?
対ロシアで共同戦線でも張るのでしょうか?

それにしてもここまで何回も謝罪すれば、その価値はどんどん薄まるでしょうね。
管首相、9月の民主党党首選挙での「日本国籍のない選挙民」を意識したのでしょう。こんな謝罪談話で選挙に勝つというのでしょうか?
民主党の党首選挙は日本国籍の無い人も投票できるということです。そこでこの謝罪文を国民を騙して発表してしまったのでしょうね。
しかし、結果売国になることは確かでしょう。
困ったものです。

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