これからの我が日本国を防衛する方向を定めた「防衛大綱」に向けた提言が、今年5月に自民党から出されました。
それによりますと、いずも型護衛艦を「多用途運用母艦」として、この母艦からF35Bの離艦が行えるようにするということが記述されているそうです。
もともとヘリコプター搭載護衛艦(DDH)として開発された船ですから、超短距離離陸可能なF35Bなら搭載可能なはずです。
憲法上、これを航空母艦(空母)とは言えませんので、「多用途運用母艦」と述べているようですね。実質は空母になるわけです。
2015年に就役した時、中共側から「空母になる」と指摘され(つまり専守防衛の逸脱!)、「甲板が耐熱構造になっていないので、空母にはならない」と空母化を否定していた海上自衛隊でした。
「耐熱化すれば空母になる」との指摘に対しては、空母が必要なら空母を建造したほうが、耐熱改修より安く済む」などとあやふやな返事でごまかしていた自衛隊ですが、ついに耐熱甲板に踏み出すようです。
考えた名称が「多用途運用母艦」のようですね。
第二次世界大戦が終わった時、敗戦国・日本はそれでも帝国海軍の空母機動艦隊は残されていました。アメリカはこの空母機動部隊から、空母艦隊の運用を学び、それがアメリカの空母打撃軍のスタートになったと思われます。
政治的理由から、その後この空母機動艦隊は解体されますが、やがて日本国憲法の9条2項の「前項の目的を達するため」という芦田修正が功を奏し、「国際紛争を解決する手段としては」が「前項の目的・・」となり、自衛のための実力組織を持つことは可能という解釈で「自衛隊」が設立され、海上自衛隊は見事に帝国海軍を引き継ぎました。(だから海自・護衛艦の旗は旭日旗なのです)
この解釈ならば「自衛のための敵基地攻撃」も可能であり、「領海侵犯の艦船に対する攻撃・撃沈」も可能であり、「自国民誘拐・奪還のための敵地侵攻」も可能になる訳ですけど・・・
ともかく、それから海上自衛隊にとって「航空母艦保有」と「空母機動艦隊」再生が悲願となったのです。
そして11月27日、岩屋毅防衛相は記者会見で、海上自衛隊の「いずも」型護衛艦を多用途運用母艦化するよう改修し、短距離滑走での離陸が可能なF35B最新鋭ステルス戦闘機を運用することに前向きな姿勢を示したそうです。
F35Bは垂直着陸も可能ですから、離着艦が可能かとも言えそうです。しかし訓練では可能だと思いますが、実戦になれば燃料を限界まで使うでしょうし、垂直着艦は燃料を大量に食いますから現実的ではないのでしょう。それに垂直着艦といってもそんなにやさしい訳はないでしょうしね。
帝国海軍の艦上戦闘機でも、アメリカ海軍の艦載機でも、着艦の訓練には多大な犠牲者を出しています。それでも、今でも着艦の訓練を続けているのはアメリカ海軍のパイロットだけかも知れませんね。ですからタッチアンドゴーの訓練は欠かせないわけです。どんなに騒音で非難されても。
真珠湾を日本軍に攻撃されたアメリカ軍は、すぐに攻撃機が着陸する島を探させ、そこを攻撃しようとしたらしいのです。しかしハワイ諸島の周りにはあまり島はありません。
偵察に行くと、何と飛行機は空母に着艦していたのです。アメリカ軍は度肝を抜かれたでしょうね。
いずも護衛艦には、その後に続く「かが」もあります。甲板を耐熱化すれば「かが」もF35Bを搭載可能になるはずです。
間違いなく、海上自衛隊は「空母機動艦隊」の再生を意図していることが判りますね。同時に潜水艦の建造も進んでいるようです。
これらが有機的に編隊を組み、東シナ海から南シナ海、そしてインド洋の守りを固める計画だと思います。太平洋にはアメリカの空母打撃軍が居ります。
そしてF35Bに続く艦載機として「F3」の計画があるのでしょう。
しばらくはF35Bを搭載した多用途運用母艦でしょうが、近い将来は日本独自開発のF3が鳥の様に舞いながら着艦するシーンが見られるかも知れませんね。
仮想敵国・中共も軍備に余念がありません。巨大空母を建造していますし、ステルス戦闘機も開発しています。ドローンタイプの無人攻撃機も出て来るでしょう。
アメリカが軍事情報の窃盗を防止する作戦に出ましたから、今後の設計情報は日本から盗むか独自開発で来るか、そのどちらかでしょう。
ロシアも最新軍事技術は中共には出していない(当たり前だろう)というプーチン大統領の発言があります。
敵が無人機で攻撃してくれれば、我が有人機は安心して撃墜出来ます。相手も「命ある人間だ」などと考えなくていいからです。無人兵器は気色悪いですが、おそらくたいしたことは無いと思います。中共側が無人機に固執してくれた方がこちらとしては助かるように思います。(何がAIだ、バカバカしい)
ともかく敵が極端な軍備拡張をしてくれるからこそ、わが日本も憲法の解釈を変えてでも軍備増強に走れるわけです。
「多用途運用母艦」・・呼び方などどうでも良いですから、早く「空母機動艦隊」の再生をして欲しいですね。
もともとヘリコプター搭載護衛艦(DDH)として開発された船ですから、超短距離離陸可能なF35Bなら搭載可能なはずです。
憲法上、これを航空母艦(空母)とは言えませんので、「多用途運用母艦」と述べているようですね。実質は空母になるわけです。
2015年に就役した時、中共側から「空母になる」と指摘され(つまり専守防衛の逸脱!)、「甲板が耐熱構造になっていないので、空母にはならない」と空母化を否定していた海上自衛隊でした。
「耐熱化すれば空母になる」との指摘に対しては、空母が必要なら空母を建造したほうが、耐熱改修より安く済む」などとあやふやな返事でごまかしていた自衛隊ですが、ついに耐熱甲板に踏み出すようです。
考えた名称が「多用途運用母艦」のようですね。
第二次世界大戦が終わった時、敗戦国・日本はそれでも帝国海軍の空母機動艦隊は残されていました。アメリカはこの空母機動部隊から、空母艦隊の運用を学び、それがアメリカの空母打撃軍のスタートになったと思われます。
政治的理由から、その後この空母機動艦隊は解体されますが、やがて日本国憲法の9条2項の「前項の目的を達するため」という芦田修正が功を奏し、「国際紛争を解決する手段としては」が「前項の目的・・」となり、自衛のための実力組織を持つことは可能という解釈で「自衛隊」が設立され、海上自衛隊は見事に帝国海軍を引き継ぎました。(だから海自・護衛艦の旗は旭日旗なのです)
この解釈ならば「自衛のための敵基地攻撃」も可能であり、「領海侵犯の艦船に対する攻撃・撃沈」も可能であり、「自国民誘拐・奪還のための敵地侵攻」も可能になる訳ですけど・・・
ともかく、それから海上自衛隊にとって「航空母艦保有」と「空母機動艦隊」再生が悲願となったのです。
そして11月27日、岩屋毅防衛相は記者会見で、海上自衛隊の「いずも」型護衛艦を多用途運用母艦化するよう改修し、短距離滑走での離陸が可能なF35B最新鋭ステルス戦闘機を運用することに前向きな姿勢を示したそうです。
F35Bは垂直着陸も可能ですから、離着艦が可能かとも言えそうです。しかし訓練では可能だと思いますが、実戦になれば燃料を限界まで使うでしょうし、垂直着艦は燃料を大量に食いますから現実的ではないのでしょう。それに垂直着艦といってもそんなにやさしい訳はないでしょうしね。
帝国海軍の艦上戦闘機でも、アメリカ海軍の艦載機でも、着艦の訓練には多大な犠牲者を出しています。それでも、今でも着艦の訓練を続けているのはアメリカ海軍のパイロットだけかも知れませんね。ですからタッチアンドゴーの訓練は欠かせないわけです。どんなに騒音で非難されても。
真珠湾を日本軍に攻撃されたアメリカ軍は、すぐに攻撃機が着陸する島を探させ、そこを攻撃しようとしたらしいのです。しかしハワイ諸島の周りにはあまり島はありません。
偵察に行くと、何と飛行機は空母に着艦していたのです。アメリカ軍は度肝を抜かれたでしょうね。
いずも護衛艦には、その後に続く「かが」もあります。甲板を耐熱化すれば「かが」もF35Bを搭載可能になるはずです。
間違いなく、海上自衛隊は「空母機動艦隊」の再生を意図していることが判りますね。同時に潜水艦の建造も進んでいるようです。
これらが有機的に編隊を組み、東シナ海から南シナ海、そしてインド洋の守りを固める計画だと思います。太平洋にはアメリカの空母打撃軍が居ります。
そしてF35Bに続く艦載機として「F3」の計画があるのでしょう。
しばらくはF35Bを搭載した多用途運用母艦でしょうが、近い将来は日本独自開発のF3が鳥の様に舞いながら着艦するシーンが見られるかも知れませんね。
仮想敵国・中共も軍備に余念がありません。巨大空母を建造していますし、ステルス戦闘機も開発しています。ドローンタイプの無人攻撃機も出て来るでしょう。
アメリカが軍事情報の窃盗を防止する作戦に出ましたから、今後の設計情報は日本から盗むか独自開発で来るか、そのどちらかでしょう。
ロシアも最新軍事技術は中共には出していない(当たり前だろう)というプーチン大統領の発言があります。
敵が無人機で攻撃してくれれば、我が有人機は安心して撃墜出来ます。相手も「命ある人間だ」などと考えなくていいからです。無人兵器は気色悪いですが、おそらくたいしたことは無いと思います。中共側が無人機に固執してくれた方がこちらとしては助かるように思います。(何がAIだ、バカバカしい)
ともかく敵が極端な軍備拡張をしてくれるからこそ、わが日本も憲法の解釈を変えてでも軍備増強に走れるわけです。
「多用途運用母艦」・・呼び方などどうでも良いですから、早く「空母機動艦隊」の再生をして欲しいですね。
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