安倍首相になってから23回目の日露首脳会談、安倍・プーチン会談がシンガポールで行われました。
もちろん焦点は北方四島の交渉です。プーチン大統領も北方領土問題が解決されなければ平和条約や経済支援もないことを認識したようです。
歯舞と色丹の2島返還が注目されていますが、日本側は2島返還の後も国後と択捉の返還交渉は続けられるようにしようとするでしょう。
しかしこの2島は比較的大きな島で、返還すれば日米安全保障条約で防衛の範囲となります。当然アメリカが軍の設置を求めるでしょう。それは当然ロシア側は容認できないことです。
現在、択捉にはロシア軍が駐留しており国後にも最近軍の駐留を始めました。新型地対艦ミサイルを配備しています。
択捉島には最新鋭戦闘機スホイ35も導入しています。これらは中共が北極海航路に出てくることを阻止することが目的で配備しているものと思われます。
今年1月、中共は北極海航路を「氷上のシルクロード」と位置づけ、天然資源や新航路の開拓にも意欲を示した白書を発表しています。
また、今年9月には中共が砕氷船「雪竜2号」を上海で進水させました。
北極圏には、世界全体の未確認天然ガスの30%、石油の13%が眠っているという調査結果もあります。そして地球温暖化で海氷面積が縮小したことにより、輸送航路としての価値も高まっているわけです。
極東と欧州を結ぶ海路で言えば、インド洋回りでは約2万キロ、でも北極海航路を回ると1万3千キロと65%ほどに短縮されます。
温暖化で北極圏の海氷が減り始めると、ロシアは早くから北極海航路の開発を始めていました。2011年には北極海中央部をロシアの大陸棚だと主張し、2016年には原子力砕氷船を進水させました。
今年、「赤の広場」で行われた対独戦勝利を祝う軍事パレードで、全ての装備を真っ白に塗装した一団が現れました。北極圏防衛を担う主力部隊だそうです。これを「北極圏権益を死守するという意思の表れだ」と我が国の防衛省幹部が分析したようです。
それくらい今のロシアは中共に対して警戒しております。
さて、このことから北方領土が返還されるかどうかを考えますと、ロシアにとってこの島に軍事基地を置くことは対中警戒の為に絶対必要なことだと思います。
なぜなら中共から北極海航路に向かうためには、宗谷海峡か津軽海峡を通過しなければならないからです。この両海峡とも睨みを利かせられる北方領土は、北極海航路を守る為に必要なポイントになります。
この北方領土に軍事施設を持つには、物資供給の計画が必要になります。日本から調達する方が安上がりであることは確かでしょう。しかしそこには平和条約の締結が不可避だと思います。
安倍首相は平和条約の前提は北方領土の帰属問題を解決すること、と述べております。
ロシアの経済状態は現在は韓国以下だそうです。それだけアメリカの経済制裁が効いているわけです。
その経済制裁を掛けているのはアメリカ・リベラル派で、その力はトランプ政権のこの2年間でかなり衰えています。それが今回の中間選挙ではっきり示されました。
安倍首相がトランプ政権とプーチン政権の間を取り持ち、経済制裁解除に持っていければ、我が国は国際社会の中でかなり優位を占められるのではないでしょうか。
それには対中包囲網として、反中意識が強くなったアメリカの現在を利用するのが一番良いように思います。
安倍首相は、北方領土の帰属問題の解決と言っているのであって、すぐに島から出ていけとは言っておりません。
そこから、まずは歯舞と色丹の2島返還からではどうだ・・という合意点が見えてきたのではないでしょうか。
国後と択捉の帰属については、今後の交渉にゆだねるとして平和条約を結ぶことが安倍首相が出した提案ではないかと考えます。そしてプーチン大統領側は歯舞・色丹で領土問題は完全解決にしたいことが思惑としてあるでしょう。
国後島は日本に帰属し、択捉島はロシアだ・・とか、これらの2島は100年間はロシアが使う・・など、今後の歩み寄りがあるとすれば、このような交渉になるように思います。
そして歯舞と色丹には米軍基地を作らないことも条件に上がるでしょうね、きっと。
ここでアメリカのリベラル派が英国のリベラル派と組んで出てくれば、歯舞に軍事基地を作ると言ってくるかも知れませんね。彼らは中共よりもロシアが勃興することが嫌なのです。
ですから英国は北方領土の帰属が不安定で、日露が対決状態にあることを望んでいるようですからね。
しかしそのリベラル派は、英国でも力を失いつつあります。EU離脱が決まったのもその流れが出てきたからです。
サヨク・リベラルは、世界的に見て退潮の傾向が強くなってきました。トランプ大統領の出現と、中共のインチキが表面化してきたことが原因かも知れません。
北方領土の解決は、このような世界の流れの中にあることを意識しながら進めなければなりません。安倍首相には頑張ってもらいたいですね。
歯舞と色丹の2島返還が注目されていますが、日本側は2島返還の後も国後と択捉の返還交渉は続けられるようにしようとするでしょう。
しかしこの2島は比較的大きな島で、返還すれば日米安全保障条約で防衛の範囲となります。当然アメリカが軍の設置を求めるでしょう。それは当然ロシア側は容認できないことです。
現在、択捉にはロシア軍が駐留しており国後にも最近軍の駐留を始めました。新型地対艦ミサイルを配備しています。
択捉島には最新鋭戦闘機スホイ35も導入しています。これらは中共が北極海航路に出てくることを阻止することが目的で配備しているものと思われます。
今年1月、中共は北極海航路を「氷上のシルクロード」と位置づけ、天然資源や新航路の開拓にも意欲を示した白書を発表しています。
また、今年9月には中共が砕氷船「雪竜2号」を上海で進水させました。
北極圏には、世界全体の未確認天然ガスの30%、石油の13%が眠っているという調査結果もあります。そして地球温暖化で海氷面積が縮小したことにより、輸送航路としての価値も高まっているわけです。
極東と欧州を結ぶ海路で言えば、インド洋回りでは約2万キロ、でも北極海航路を回ると1万3千キロと65%ほどに短縮されます。
温暖化で北極圏の海氷が減り始めると、ロシアは早くから北極海航路の開発を始めていました。2011年には北極海中央部をロシアの大陸棚だと主張し、2016年には原子力砕氷船を進水させました。
今年、「赤の広場」で行われた対独戦勝利を祝う軍事パレードで、全ての装備を真っ白に塗装した一団が現れました。北極圏防衛を担う主力部隊だそうです。これを「北極圏権益を死守するという意思の表れだ」と我が国の防衛省幹部が分析したようです。
それくらい今のロシアは中共に対して警戒しております。
さて、このことから北方領土が返還されるかどうかを考えますと、ロシアにとってこの島に軍事基地を置くことは対中警戒の為に絶対必要なことだと思います。
なぜなら中共から北極海航路に向かうためには、宗谷海峡か津軽海峡を通過しなければならないからです。この両海峡とも睨みを利かせられる北方領土は、北極海航路を守る為に必要なポイントになります。
この北方領土に軍事施設を持つには、物資供給の計画が必要になります。日本から調達する方が安上がりであることは確かでしょう。しかしそこには平和条約の締結が不可避だと思います。
安倍首相は平和条約の前提は北方領土の帰属問題を解決すること、と述べております。
ロシアの経済状態は現在は韓国以下だそうです。それだけアメリカの経済制裁が効いているわけです。
その経済制裁を掛けているのはアメリカ・リベラル派で、その力はトランプ政権のこの2年間でかなり衰えています。それが今回の中間選挙ではっきり示されました。
安倍首相がトランプ政権とプーチン政権の間を取り持ち、経済制裁解除に持っていければ、我が国は国際社会の中でかなり優位を占められるのではないでしょうか。
それには対中包囲網として、反中意識が強くなったアメリカの現在を利用するのが一番良いように思います。
安倍首相は、北方領土の帰属問題の解決と言っているのであって、すぐに島から出ていけとは言っておりません。
そこから、まずは歯舞と色丹の2島返還からではどうだ・・という合意点が見えてきたのではないでしょうか。
国後と択捉の帰属については、今後の交渉にゆだねるとして平和条約を結ぶことが安倍首相が出した提案ではないかと考えます。そしてプーチン大統領側は歯舞・色丹で領土問題は完全解決にしたいことが思惑としてあるでしょう。
国後島は日本に帰属し、択捉島はロシアだ・・とか、これらの2島は100年間はロシアが使う・・など、今後の歩み寄りがあるとすれば、このような交渉になるように思います。
そして歯舞と色丹には米軍基地を作らないことも条件に上がるでしょうね、きっと。
ここでアメリカのリベラル派が英国のリベラル派と組んで出てくれば、歯舞に軍事基地を作ると言ってくるかも知れませんね。彼らは中共よりもロシアが勃興することが嫌なのです。
ですから英国は北方領土の帰属が不安定で、日露が対決状態にあることを望んでいるようですからね。
しかしそのリベラル派は、英国でも力を失いつつあります。EU離脱が決まったのもその流れが出てきたからです。
サヨク・リベラルは、世界的に見て退潮の傾向が強くなってきました。トランプ大統領の出現と、中共のインチキが表面化してきたことが原因かも知れません。
北方領土の解決は、このような世界の流れの中にあることを意識しながら進めなければなりません。安倍首相には頑張ってもらいたいですね。
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