2011年11月23日水曜日

北朝鮮、拉致と人権問題決議をすべて拒否

国連総会第3委員会は北朝鮮に対して、北朝鮮に対し、外国人拉致問題を早急に解決するよう求める決議案と、拷問などの人権侵害行為も早急に中止するよう求めた議決を採択しました。
ただし、このような北朝鮮に対する議決はすでに6回目であることも事実。即ち、まったく北朝鮮は人権とか拉致に対しては解決させようなどという気は無いわけです。

11月22日なされたこの議決に対して、北朝鮮代表団は同日、決議案について「すべて拒否する」と表明しました。
その理由は「決議案が言う人権侵害などない。これは人権の政治問題化であり(北朝鮮に対する)敵対姿勢の宣言であって、純粋な人権とは関係ないものだ」ということです。
これに対して「本会議でも国際社会が北朝鮮の人権状況改善のため強いメッセージを出すことを望む」と述べたのは、日本の西田恒夫国連大使です。

最近、横田めぐみさんの件で脱北者から「北がめぐみさんを返せないのは、韓国航空機爆破事件の真相がばれるからだ」という発言がありました。
田口八重子さんが、この爆破事件の犯人である金賢姫の日本人化教育の教育をさせられたことは、金賢姫氏の口から明らかにされております。
そして田口八重子さんと一緒に生活していた人物が横田めぐみさんだったようですね。横田めぐみさんもまた、この爆破事件の真相をかなり知ってしまったのでしょう。

爆破事件の真相とは、ようするにこの民間機爆破の指令をだしたのが「金正日朝鮮労働党中央委員会総書記、朝鮮民主主義人民共和国国防委員会委員長、朝鮮人民軍最高司令官、朝鮮労働党中央軍事委員会委員長」であるということでしょう。
これは即ち、この爆破事件は北朝鮮が国家を上げて実施したテロ事件ということであり、それが白日の下に発覚すれば、北朝鮮そのものが瓦解するという恐怖があるからでしょうね。

北朝鮮政府からすれば、この事件にかかわった人物がすべて死亡すれば、やがてうやむやになって行くだろうという考え方なのでしょう。
しかし首謀者が金正日氏であり、現在の北朝鮮では彼を神格化しようという動きもあるようですから、拉致問題の解決が困難を極めているのだと思います。
そして国際社会にとって、このような犯罪国家をこうして延命していくことは大変な問題だと思います。

国連総会第3委員会は、このよう議決をどういう目的で出しているのでしょうか? 本当に解決する気があるとは思えません。この問題は、韓国航空機爆破事件の首謀者の逮捕ということが実現しなければ解決しない問題であり、それが北朝鮮国民を苦しめている元凶であることも判っているはず。
しかし、腰が据わっておりません。ロシア、中共などの北朝鮮を用語する16カ国への気遣いでしょうか?

どうせなら、脱北者を受け入れる場所を作って、北の半数以上の国民を受け入れ、国家奪還の闘争訓練を行うなどの積極的関与がなければ、朝鮮人だけではどうにもならないのではないでしょうか?
上記のような政治交渉で北朝鮮を意に従わせることは出来ますまい。残された道は、北朝鮮国民の過半数を集めて戦わせることしか、解決の方法はないのではないでしょうか?

そして、拉致被害者の奪還は日本国民が行うべき問題のはず。どんなに犠牲者が出ようと、国債社会からの反発があろうと、それは国民の義務、責任ということです。
アメリカに援助を依頼することは良いのですが、借りを作るような援助をさせるべきではありません。

国連の対北朝鮮決議で、国際社会も困っていることは判りました。しかしこれは国際社会が日本の再軍備を認めたことと受け取るべきではないでしょうか?

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