安倍首相は4月18日にフロリダ州パームビーチの「マールアラーゴ」でトランプ氏と会談しました。
もちろん議題は米朝首脳会談を含めた北朝鮮問題に関する対応を綿密にすり合わせることです。特に「拉致被害者救出」という点でトランプ大統領に強く迫ったようで、大統領は「日本のために最善となるようにベストを尽くす」と強調したそうです。
また、北朝鮮による核・弾道ミサイル計画の「完全かつ検証可能で不可逆的な廃棄」(CVID)についても話し合い、トランプ氏は「北朝鮮には強い姿勢で臨む」と述べて北朝鮮に対する最大限の圧力を維持していくことで一致したそうです。
ただ、この会談では最初に通訳だけを入れた「一対一」の会談を行い、その後谷内正太郎国家安全保障局長とジョン・ボルトン米大統領補佐官(国家安全保障担当)も加わっての少人数会合になったと言いますから、かなり現実的な今後の方向性が話されたのだろうと思います。
トランプ大統領は、ティラーソン氏を国務長官から外し、CIA長官だったマイク・ポンペオ氏を国務長官にしましたが、これは拉致問題を解決するための布陣ではないかと思われます。
ポンペオ長官は3月30日から4月1日に北朝鮮を訪問し、金正恩委員長に会っております。
この会談の内容はサンダース大統領報道官によって、「政権はCIA長官の旅行についてはコメントしない」とする声明を出しました。ですから何が話し合われたかは判りませんが、4月12日に行われたポンペオ氏の国務長官指名承認公聴会で「米朝首脳が外交的成果を達成する道筋をつける対話の条件設定を楽観視している」と話していることから、北朝鮮側が相当譲歩してくる可能性は大きいようです。
おそらくこの会談の中で、日本の拉致問題を解決しない限り、この交渉は決裂になるとの見通しを北朝鮮側に伝えたのかも知れません。
北朝鮮側は4月17日に、横田めぐみさん=失踪当時(13歳)=の夫だった韓国人拉致被害者、金英男氏(56)が韓国で暮らす母らを平壌へ招待する計画を北朝鮮当局と進めていると、韓国の拉北者家族会の崔成龍代表が述べたようです。
つまり5月に行われる予定の南北首脳会談の席で、「横田めぐみ」は死亡したということを暗に表明したいのでは・・・
北朝鮮側は日本人拉致で「横田めぐみ」さんが象徴的な存在であることを招致していて、1994年にめぐみさんは死亡したことを印象付けようと必死のようです。
横田めぐみさんの夫だった金英男氏(56歳)は1978年に韓国南西部で拉致され、現在工作機関の幹部になっているという韓国当局の情報もあります。
もし横田めぐみさんも生きていて、工作機関に入っているとすれば、表に出られない事情があるのかも知れませんね。
しかし日本人拉致は横田めぐみさんだけではありません。「有本恵子氏」や「田口八重子氏」など多くの名前がリストに出ております。
この問題についてトランプ大統領はどのような方向のディールを行うのでしょうか。また、どのようにして欲しいと安倍首相は述べたのでしょうか・・・
基本的にはこの拉致問題は日本国政府が北朝鮮とやり合うべき問題です。トランプ大統領に助けてもらうとしたら、拉致事件は日本人やアメリカ人だけでなくタイ人・ルーマニア人・レバノン人・オランダ人・フランス人・ヨルダン人・ギニア人・イタリア人・シンガポール人・マレーシア人・韓国人・中国人も含まれていることを前提に北朝鮮に迫るべきではないでしょうか。
北朝鮮に対しては拉致事件だけでなく、核兵器撤廃の件もあります。世界はむしろこの方を注視するでしょう。
リビア方式を考えたのはボルトン氏です。これは核・ミサイル装備、関連機器を船舶でアメリカ・テネシー州のオークリッジ国立研究所に運搬して解体すると言うもので、これに同意したカダフィ大佐は殺されました。ですから金正恩委員長がこれを受け入れるかどうか、そこが注目点です。
韓国の文在寅大統領は、金正恩委員長の提案した「段階的廃棄処理」と、そしてアメリカ軍の韓国からの「同時並行的な撤退」を支持しています。
リビア方式では「検証には時間がかかる。(非核化の)包括合意で段階的な履行しか解決方法はない」などと意味不明のことを述べたりしておりますね。
安倍首相ははっきりと「段階的廃棄ではダメだ」と述べております。つまり「また騙されるのか!」ということですね。過去にもう何回も「核開発はやらない」とアメリカを騙し続けてきた北朝鮮のことを指しているのです。トランプ大統領は理解していることでしょう。
また、会談では米英仏3カ国によるシリア攻撃についての意見交換もした模様です。安倍首相は「化学兵器の使用は極めて非人道的であり、わが国として断じて許すことはできない。化学兵器の拡散と使用は絶対に許さない」と述べ、3カ国の決意に対する支持を伝えたそうですが、ここで使われた化学兵器も北朝鮮製であることが疑われることは述べたのでしょうか?
アメリカ軍をシリアから撤退すると発表してからのアサド政権の化学兵器使用には。その必要性を感じません。また、この事件はシリアの反アサド側が流したテレビ映像から始まったものです。
その映像がフェイクだったとしたら・・誰が、いったい何のために・・これが国際社会というものでしょうね。
少なくとも核兵器の廃棄に関してはアメリカは譲らないでしょう。ですから会談決裂の可能性も高く、また、会談はしない可能性もあります。
会談が流れれば、金正恩委員長は「安倍が会談の邪魔をしてダメにした」として安倍首相の責任にしてくるでしょうね。現在の日本のマスコミと同じように、なんでも安倍の責任と・・
また、北朝鮮による核・弾道ミサイル計画の「完全かつ検証可能で不可逆的な廃棄」(CVID)についても話し合い、トランプ氏は「北朝鮮には強い姿勢で臨む」と述べて北朝鮮に対する最大限の圧力を維持していくことで一致したそうです。
ただ、この会談では最初に通訳だけを入れた「一対一」の会談を行い、その後谷内正太郎国家安全保障局長とジョン・ボルトン米大統領補佐官(国家安全保障担当)も加わっての少人数会合になったと言いますから、かなり現実的な今後の方向性が話されたのだろうと思います。
トランプ大統領は、ティラーソン氏を国務長官から外し、CIA長官だったマイク・ポンペオ氏を国務長官にしましたが、これは拉致問題を解決するための布陣ではないかと思われます。
ポンペオ長官は3月30日から4月1日に北朝鮮を訪問し、金正恩委員長に会っております。
この会談の内容はサンダース大統領報道官によって、「政権はCIA長官の旅行についてはコメントしない」とする声明を出しました。ですから何が話し合われたかは判りませんが、4月12日に行われたポンペオ氏の国務長官指名承認公聴会で「米朝首脳が外交的成果を達成する道筋をつける対話の条件設定を楽観視している」と話していることから、北朝鮮側が相当譲歩してくる可能性は大きいようです。
おそらくこの会談の中で、日本の拉致問題を解決しない限り、この交渉は決裂になるとの見通しを北朝鮮側に伝えたのかも知れません。
北朝鮮側は4月17日に、横田めぐみさん=失踪当時(13歳)=の夫だった韓国人拉致被害者、金英男氏(56)が韓国で暮らす母らを平壌へ招待する計画を北朝鮮当局と進めていると、韓国の拉北者家族会の崔成龍代表が述べたようです。
つまり5月に行われる予定の南北首脳会談の席で、「横田めぐみ」は死亡したということを暗に表明したいのでは・・・
北朝鮮側は日本人拉致で「横田めぐみ」さんが象徴的な存在であることを招致していて、1994年にめぐみさんは死亡したことを印象付けようと必死のようです。
横田めぐみさんの夫だった金英男氏(56歳)は1978年に韓国南西部で拉致され、現在工作機関の幹部になっているという韓国当局の情報もあります。
もし横田めぐみさんも生きていて、工作機関に入っているとすれば、表に出られない事情があるのかも知れませんね。
しかし日本人拉致は横田めぐみさんだけではありません。「有本恵子氏」や「田口八重子氏」など多くの名前がリストに出ております。
この問題についてトランプ大統領はどのような方向のディールを行うのでしょうか。また、どのようにして欲しいと安倍首相は述べたのでしょうか・・・
基本的にはこの拉致問題は日本国政府が北朝鮮とやり合うべき問題です。トランプ大統領に助けてもらうとしたら、拉致事件は日本人やアメリカ人だけでなくタイ人・ルーマニア人・レバノン人・オランダ人・フランス人・ヨルダン人・ギニア人・イタリア人・シンガポール人・マレーシア人・韓国人・中国人も含まれていることを前提に北朝鮮に迫るべきではないでしょうか。
北朝鮮に対しては拉致事件だけでなく、核兵器撤廃の件もあります。世界はむしろこの方を注視するでしょう。
リビア方式を考えたのはボルトン氏です。これは核・ミサイル装備、関連機器を船舶でアメリカ・テネシー州のオークリッジ国立研究所に運搬して解体すると言うもので、これに同意したカダフィ大佐は殺されました。ですから金正恩委員長がこれを受け入れるかどうか、そこが注目点です。
韓国の文在寅大統領は、金正恩委員長の提案した「段階的廃棄処理」と、そしてアメリカ軍の韓国からの「同時並行的な撤退」を支持しています。
リビア方式では「検証には時間がかかる。(非核化の)包括合意で段階的な履行しか解決方法はない」などと意味不明のことを述べたりしておりますね。
安倍首相ははっきりと「段階的廃棄ではダメだ」と述べております。つまり「また騙されるのか!」ということですね。過去にもう何回も「核開発はやらない」とアメリカを騙し続けてきた北朝鮮のことを指しているのです。トランプ大統領は理解していることでしょう。
また、会談では米英仏3カ国によるシリア攻撃についての意見交換もした模様です。安倍首相は「化学兵器の使用は極めて非人道的であり、わが国として断じて許すことはできない。化学兵器の拡散と使用は絶対に許さない」と述べ、3カ国の決意に対する支持を伝えたそうですが、ここで使われた化学兵器も北朝鮮製であることが疑われることは述べたのでしょうか?
アメリカ軍をシリアから撤退すると発表してからのアサド政権の化学兵器使用には。その必要性を感じません。また、この事件はシリアの反アサド側が流したテレビ映像から始まったものです。
その映像がフェイクだったとしたら・・誰が、いったい何のために・・これが国際社会というものでしょうね。
少なくとも核兵器の廃棄に関してはアメリカは譲らないでしょう。ですから会談決裂の可能性も高く、また、会談はしない可能性もあります。
会談が流れれば、金正恩委員長は「安倍が会談の邪魔をしてダメにした」として安倍首相の責任にしてくるでしょうね。現在の日本のマスコミと同じように、なんでも安倍の責任と・・
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